キツネとヘビに思うこと。 

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先日、ウロウロしていたら、ジャガイモ畑の隅に積み上げられた砂山の上に、キツネの母さんがいることに気づきました。


車で移動中に視界の片隅でその存在を確認し、距離が近いのでそのまま車を進めて一度やり過ごし、ちょっと時間をおいてからUターンして戻り、少し離れたところに車を停めて、しばらく様子を見ていました。


最初はキツネ母さんもこちらの様子をうかがっていましたが、そのうち警戒を解き、伏せて目を閉じ、休憩モードに入りました。


・・・と思ったらすぐに遠くからトラクターがやってきました。
キツネ母さんからは防風林の陰になるためトラクターの姿は見えないものの、その強大なエンジン音とロードノイズで、大きな大きなトラクターが接近してきていることは手に取るようにわかっていたはずです。


トラクターがどんどん近づいてきて、いよいよ防風林の陰から姿を現す・・・という直前、キツネ母さんは閉じていた目を見開き、大きな口を開けてあくびをし、伸びもしたあと、タタタッと跳ねるように急いで砂山を駆け下り、そのまま勢いよく畑の奥へ奥へと走り去りました。


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この反応は意外でした。こちらの車はさほど気にしていなかったのに、この反応の違いはなんだろう? と、しばらく考えました。ひょっとしたら「トラクターのような大きな車」か、あるいは「トラクターに乗った人」に、何らかのトラウマがあるのかも知れません。


それにしてもギリギリのタイミングで逃げ去るところはスゴイなと思いました。完全にエンジン音と体に伝わる振動からトラクターの位置と速度を完璧につかみ取っていたようです。「見切っていた」ということでしょう。変に慌てず、自体を冷静に判断し、完璧にリスクを回避したわけです。こういったキツネが増えてくれれば、不用意に道路へ出て車に撥ねられてしまうものが減るのにな・・・と思いました。実は、この日の早朝、車に撥ねられて道路の真ん中に横たわった子狐の死体を目にしていたのです。。。


その後、またウロウロ走っていると、今度は砂利道に棒きれのようなものが落ちているのが目に入りました。すぐにピンと来て、車を横に停めて確認してみると、やっぱりヘビ(アオダイショウ)でした。道路を横断しようとしていたのです。ヘビたちはこういう時によく轢かれてしまいます。


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道路の横にどけてやろうと掴んだら怒ってとぐろを巻きました。まあ当然ですが。実はワタクシはあまりヘビを捕まえたことがないので不慣れなのです。捕まえ方が下手なんですなあ。気を悪くさせてすまんのうすまんのう。


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幸い、あまり交通量の多い場所ではなかったので、すまんのうすまんのうと謝りつつ、ちょっとそのまま写真を何枚か撮らせてもらいました。青大将殿は1~2分で平静さを取り戻し、シュルシュルと道路脇の草むらの中に消えていきました。轢かれなくて良かった、轢かなくて良かった、と心からホッとしました。このままずっと轢かれずに天寿を全うしてくれることを祈ります。


この日は他にも意外なところで駆け回るシマリスを見かけたりと、何やらドウブツ系には大当たりな一日でありました。


動物たちが自動車事故に遭い命を落とすことを「ロードキル」と言いますが、このロードキル、最近ずいぶん増えているような気がします。キツネやヘビだけでなく、シカやタヌキ、カラスやスズメなどなど・・・。


かくいうワタクシも昨年の春に野良猫を撥ねて死なせてしまって、これは今でも激しく後悔しています。
ただ、この経験があってから、かなり速度を落として運転するようになりました。そのためか、今年は急に飛び出してきたスズメやアオジなどの小鳥もぎりぎりで回避できることがずいぶん増えたように思います。やっぱり「スピードダウン」が一番なんだな、と痛感している次第です。


商売柄、年間4~5万キロも走るワレワレは交通量の減る郊外などではどうしてもついつい漫然と走ってしまいがちですが、速度は控えめに、常に気を張って、鳥にも人にも安全運転で走るよう心がけたいものです。明日は我が身です。お互い、気をつけましょうね。


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[ 2014/07/28 22:24 ] フィールドログ | トラックバック(-) | コメント(-)