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茫漠なるオホーツク 

朝から我が家にて某クルー撮影による映像のチェック。

といってもワタクシめは鳥を見て「これは○○」とか言うくらいで、あとはただ素晴らしい映像を眺めて「ああいいですねえこれは」とか「うわあいいなあこれ」とか「おおやっぱりいいよねえこれも」などと言うだけであった。

その作業がちょうど昼時に終わったので、撮影クルーの皆さんにご一緒して食事へ出た。
はじめは小清水名物「ツーラーメン」でもと思い、止別駅に併設されているラーメン屋『駅場所』へ行ってみたのだが、三連休の中日の昼時とあって激コミ。
しばらく待たなければならなさそうだったため、Uターンしてハマコの『おばちゃんの家』へ。

我が家では、何かあるとすぐ『おばちゃんの家』から出前を取る。
すぐそこなので行けばいいのだが、出不精なのでついつい出前を頼んでしまうのだ。
ご主人にはいつもご足労をおかけして申し訳ないデス。
つくづく、出不精というのはデブ性だと思う。
出不精はデブ性であり、デブ性もまた出不精なのだ。


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もしや、「デブ」という言葉は「出不精」の「でぶ」から来ているのか!?
と思い、すぐさま広辞苑を開いてみるが、

【でぶ】 肥えていること。また、その人をあざけっていう語。

としか書いてなかった。
どうやら私は広辞苑にも書かれていない真実を突き止めたのかも知れない。
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ということで、『おばちゃんの家』で最高に美味い手打ちそばをご馳走になったあと、某クルーの皆さんと別れて網走へ向かった。明日の撮影に同行することになったため、軽く下見でもと思ったのだ。

網走港では今、「網走オホーツク流氷まつり」↓が開催されている。
http://www.ryuhyo.com/annai/event/ryuhyo.html
(↑「平成18年」になってますよ・・・)
このため、港の中は人と車でいっぱい。
まつりの会場はおーろらターミナルの方なのだが、私たちは会場へ向かう人の列に逆らってそそくさと港の端っこを見て回り、早々に退散した。

第5埠頭の辺りは完全に結氷しており、鳥影はまったくなかった。

070211網走港

昨日あれだけ接近していた流氷も、折からの南風で沖へ流され、まったく見えなくなってしまっていた。
ところどころにかろうじて”座礁”した大氷が残っている程度。
気温が多少上がり(網走の最高気温-1℃)、湿度も高かったせいなのか、海はひどく霞んでいた。
視認こそできないが、沖にはまだしっかり流氷の本体があるのだろう。沿岸域はまったくといって良いほど波がなく、鏡面のように静まりかえっていた。

茫漠なる鏡面仕上げの海に点々と浮かぶ大氷。

巨大氷が海を文字通り「埋め尽くす」、迫力の光景も大好きだが、こんな茫洋とした雰囲気もワタクシは好きだ。


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[ 2007/02/11 18:19 ] フィールドログ | トラックバック(-) | コメント(-)